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アンチ自公バブル [政治]

テレビでは民主党の議席が300を超えると言っている。

民主党の皆さんは浮かれている場合ではないでしょう。今日からイバラの道を歩まなければならないと心した方が良い。

民主党の訴えをしっかりと咀嚼したうえで支持した人などごく少数なのでしょう。自公がどうしようもなく落ちぶれたから、民主に票が集まっただけです。

官僚を悪の代表にして、国費の流れを変えるのだと訴えていたが、官僚が稚拙な考えで分け合った予算であっても、下流で利得にたかっている勢力も多く存在する。

各論に分け入っていけば、必ず摩擦が生じ抵抗の声がわきあがるだろう。

例えば『国営マンガ喫茶』にしても、その必要性を主張して新聞に登場にしている人もいる。
その時に「そんなものは無駄の権化だ」と大声を出して切り捨てるのではなく、「今どうしても必要な施策だろうか? 優先順位は高くないと考える」と冷静に示していく必要があると思います。

本当の意味での支持者が拡大するのかは、これからの問題だと分かっているでしょうか?
様々なことを主権者にしっかりと説明してもらえるのかどうか、注視していきたいと思います。

権力の座が心地良くなって、不透明なまま仲間内で物事を決めたり、「ボク達は300人いるんだからネ」と強引な手法に走るのならば、たちまちバブルがはじけるでしょう。


一方で自民党はどこへ向かうのか?

民主党が支持を集めたのではなく、自公政権への不支持が積み重なっているのが現実なのに、「おまえの母ちゃん出ベソ」レベルのネガティブキャンペーンを繰り広げたり。主として経済の行き詰まりから市民の不満が高まっているのに、「我が党には経済成長戦略があります」と言ってみたりと、世の中の状況が分かっていないように見えます。

このままでは反対のための反対を繰り返す野党として、さらに落ちぶれていくしかないでしょう。


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断酒の誓い [政治]

びっくりしたなぁ。
これが国政選挙に関連して全国紙が書いた記事なのかと目を疑いました。

中川昭一氏:支持者ら前に断酒宣言

断酒なんてプライベートな事柄は、家族か主治医の前で約束して「体に気をつけてね」と励まされるのが常かと思っていましたが、投票を呼びかけるアピールに使えるとは!!

聴衆も呆れて席を立ったのかと思いきや、「会場からは拍手がわいた」と書いてある。

政治家に対応を求める深刻な課題など存在しないと思っている人たちが多い地域なのでしょうか?

この際、対立候補の皆さんも、「毎朝ジョギングを欠かさず景気回復を目指します」とか「持病の高血圧を克服して世界平和を」とか、独創的な訴えを競い合ったらどうだろうか。メディアは間違いなく大きく取り上げて、一番の注目選挙区になるかもしれない。


この人、今年も「核兵器保有の議論を」と持論を述べている。

3年前にもこのブログで書いたように、核保有に関する冷静な考察は多くの人によって行われていて否定的な見解が大勢であり、今見直す必要はないとぼくは思っているけれども、議論が足りないと考える人がいるなら議論を深めればよい。

そこで提案。

核実験場や核弾頭製造工場、核ミサイル発射施設、核搭載艦船の基地などの関連施設を一括して地元選挙区内に誘致すると言明してみてはいかがだろうか。

ちんけな道路を造るより巨大なプロジェクトになるだろうし、作って終わりではなく継続的に巨額の国費が地元に注ぎ込まれることが見込まれる。
十勝には自衛隊が広大な土地を有しているし、宇宙ロケット打ち上げ施設の誘致を考えていた自治体もある。空港や海港も整備されている。偶然にも条件はなかなか揃っている。

そのような具体も付け加えて考えていけば、『責任力』を誇る政党に属する政治家が提起する現実的な議論というのが深まるのではないだろうか。


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長崎でも [政治]

今朝の毎日新聞に「核先制不使用 首相が否定的見解」と書いてある。
二重否定でわかりにくいけど、「文句があるなら核爆弾を落とすぞ」とにらみをきかせながら世界と付き合っていくということだ。

それが本心なら、「核兵器廃絶に向けて国際社会の先頭に立つ」などと軽々しく口にしない方がいい。

広島に続いて長崎でも、式典に参列した多くの人の願いを土足で踏みにじってしまった。

「保有国が『先制攻撃をしません』と言ったとしても、その意図を検証する方法はない。」と語ったそうだ。その心配は多くの人が共有できるかもしれない。だからこそ、「核兵器を無くそう」といっているのだ。

真意は複雑でもいったん世界に向かって『先制攻撃をしません』と約束してしまえば、そこには一定の重みが生じる。これを核廃絶に向けた次の一歩として取り組んでみようと提起されているんじゃないだろうか。先制不使用宣言がゴールではない。

口先と腹の中は違っているのが当たり前。口先の約束など薄っぺらいものだ。
これがこの人の本質なのかなぁ。そして、ブレたブレたと批判されることになる。

 

と、ここまでは首相の口が滑ったと思って書いてきたけれども…

昨日わが家の郵便受けに投げ込まれた自民党の『政策パンフレット』なる物を見てみると、民主党の岡田幹事長が米国に核の先制不使用を求める発言をしたと批判しているではないか。
「核兵器を使っても良い」というのが自民党のポリシーだったんだ。

そうであるならば、今後自民党籍の政治家は、原爆の日に広島・長崎に立ち寄らない方がいい。
「核廃絶を求める人の列に連なることは出来ない」と、日本国民たるもの堂々と自分の考えを表明すればいい。

口先だけで「核廃絶」と唱えて腹の中では違う事を考えているのは、「自分の身に起きた悲劇が世界のどこであっても再び起きてはならない」と祈っている被爆者の方々の心の傷に塩を塗り込むような、たいへん失礼な行為ではないだろうか。


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8月6日 [政治]

一昨日は、64回目の広島原爆の日でした。

広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式典で、麻生首相のあいさつがありました。

スタッフが練った文章なのでしょう。
「私は、改めて日本が、今後も非核三原則を堅持し、核兵器の廃絶と恒久平和の実現に向けて、国際社会の先頭に立っていくことをお誓い申し上げます。」
と原稿を読み上げました。

ところが、それからほんの数時間後の記者会見では、式典とは違ったことを話しているようです。

「アメリカの核兵器がなくなっては困る」と言っているのではないのか?
「通常では考えにくいむずかしい事だから取り組む意欲もない」と話しているのではないのか?
日本の総理大臣が、わざわざ8月6日に広島の地で発言することが許される内容なのだろうか?

今のところ目立った批判をメディアで見つけることは出来ません。
もうすぐ退場することがほぼ確実だからといっても、見過ごせない問題のように思います。

 

朝鮮半島に限って見れば、アメリカの核兵器の影がちらつくことによって、北朝鮮に屁理屈を繰り出すスキを与えてしまっていると考えることも出来るでしょう。

日本は非核三原則を基に徹底した対応をして、少なくとも主権も及ぶ範囲内には核兵器を近づけさせない。北朝鮮の核放棄を前提に、韓国にも非核三原則をポリシーとするよう呼びかける。そして本当の『朝鮮半島の非核化』を実現しようと、打って出ることもできるはずです。

そもそも現在では、通常弾頭のミサイルであっても市民の上に落としてしまったら、「事前の情報が間違っていた」「誘導が正確でなかった」などと言い訳をして『誤爆』を謝罪する羽目に追い込まれています。
相手を叩くという意図をあらわにして核ミサイルを発射してしまえば、核による報復など受けなくても国際社会での居場所を失います。

領土を有した国という単位では、自らの滅亡を確信して最後に自滅の火を放つという極限まで追いつめられなければ、何の意味もない行為でしょう。

報復という様式が成り立たない連中にはした金で引き渡される事こそ心配して、早急に核廃絶を目指すべきでしょう。

 

NHKテレビで「ノーモア・ヒバクシャ」という番組が放送されていました。
職や名を書き留めませんでしたがアメリカ政府に近い人物が出演して、「大統領の政策は核廃絶だが、同盟国が不安を募らせて自ら核武装するのを止めるためにも少数の核兵器は必要」と語っているように聞こえました。

同盟国の暴走を抑えるため(守るためではない)に核廃絶は難しいといっている。
日本が(日本だけではないが)納得しないから、核兵器を保有しつづけるといっている。

「日本政府は非公式に米政府に巡航ミサイルの退役に反対の意向を伝えていると見られる。」と毎日新聞は書いています。

もしこんな事が本当なのだとしたら、麻生首相は広島の平和記念公園であいさつするべきではなかった。

アメリカ大統領は"moral responsibility"を感じているようだけれども、日本の首相は『モラル』を持ち合わせているのだろうか。


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非核三原則 [政治]

今日の毎日新聞一面に『ベルギー、「非核三原則」法制化へ』という記事を見つけました。

法案には、核兵器の製造・開発に対するベルギー国内金融機関からの資金の流れを禁止する条項も含まれているとのことで、具体的な努力を伴って核廃絶に向かおうとする意思が感じられます。

一方で、日本の状況はどうなのか?

最近、複数の元外務省幹部が日米の核密約の存在を告白する発言をしていますが、それは自らの過去の不正を悔い改めてということではないように思えます。
米国の「核の傘」を期待しての日米同盟強化を推進している中で、核兵器の持ち込みすら禁止する施策は執れない。うそも方便。過去の自分の判断が正しかったからこそ今の日本があると考えているように思えます。

包み隠さずにいえば、「非核三原則」はすでに骨抜きの存在だし、今後に向けても「正しい国が持つ核兵器は正しい」という立場から離れられそうにない。

先日、日本の外務官僚がIAEAの次期事務局長選挙に当選したとの報がありました。
3月から数か月間に渡って『外交努力』を続けたものの、得票を上積みできず、1票だけ(アルジェリア?)棄権にまわってもらった結果の当選だったらしい。
米国と対峙することもあったエルバラダイ氏の後任を日本の官僚に期待するのは無理と判断されていたのでしょう。世界はしっかりと見ています。

最近の新聞で次のような投稿も見つけました。
中学校における社会公民のテストで「非核三原則の内容を正確に書きなさい」という問題に、「核兵器を持たない、つくらない、持ち込ませない」と回答したら不正解と判定された。正答は「核兵器を持たず、つくらず、持ち込ませず」だからである。

意味を解釈することなく、呪文のように文字を丸暗記することを求められる。
その結果として、呪文だけ唱えて満足している『世論』が形成されていきます。


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世襲 [政治]

日本の新しい閣僚が決まったらしいとそのメンバーを見てみると、お父様の顔が思い浮かぶ人がなんと多いことか!

この20年間ほどの首相経験者を振り返っても、(殿様の血筋という方も含めて)世襲ではない人を探すのが大変なくらいですから、今さらびっくりする方がおかしいのかもしれません。

折しも元首相が国会議員を引退することを発表し、政党の幹部も地元の支持者も驚きをもって受け止めたようですが、後継者はすでに決めているとのこと。
小泉進次郎氏という人がどういう人なのか知りませんが、この数ヶ月のうちに誰も疑問を抱くことなく公党の公認候補として選挙に臨み、圧倒的な得票で議員バッジを付けることになるのでしょう。10年もすればモーニングを着てひな壇に並び、国務大臣に就任するのかもしれません。

これらのことからすると、社会が世襲を望んでいるのだと考えざるを得ません。

政治家に限らず、芸能人の子女が芸能人として人気を博し、関取の息子が大関・横綱になり…。
(なぜかプロ野球の世界では、花開いた人が思い当たりませんが。)

大分県の教員の方に言いたい!
子息を教員にしたいのであれば、陰でこそこそと工作するよりも、「教員の家庭に育った人物こそ、教員になるべきだ」と主張すべきです。その方が世間には受け止められやすいでしょう。

「幼い頃から親を通じてその業界を知っており、応援してくれる業界の知人もたくさんいる。もしかすると生まれついての才能も引き継いでいるかもしれない。うちの子供こそがよい仕事をするに決まっている。」
政治家に適用されるこの論理を、教員には適用できないと言い切って良いのでしょうか?
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軽い! [政治]

突然のニュースに思わず反応して文章を書いたのが去年9月のことでした。
1年後の同じ月に同じような光景が伝えられるとは……。

日本の首相の座とはこんなに軽いものなのかと感じてしまいます。

自分には先を見通す目があると胸を張っておられましたが、会見で出てきた事柄は首相以外の人にはずっと以前から見えていて、そのような条件下でどのように展開させるのかと考えていたことではなかったでしょうか?

あるいは、首相の進退を決するメカニズムが一般の目には触れない陰に隠れたところにあるのかもと想像してしまいます。

ご本人がどれほど望んでいたことなのかはわかりませんが、親の椅子を引き継いで政治の世界に入り、不可の無い行動で政党内部の階段を上り、椅子取りゲームのように首相の座に就いてしまった人たちにとっての執着心とか責任感とかはこの程度のものなのかもしれません。
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退陣劇 [政治]

「日本の首相が退陣」というニュースが遠く離れたこの地にも伝わってきました。

ぼくがこのブログを書き始めたのは、昨年9月に彼が首相になったのをひとつのきっかけにしていました。
その時にも、「総花的なことを並べているけれども、何に向かってどのような道筋を進むのかがよく分からない」というようなことを書いたと思います。

退陣劇もやはりよく分からない経緯です。
内閣改造、国会を開いての所信表明、「この件は職を賭して取り組む」と発言した直後にいなくなってしまうとは…。首相の座というのはそんなに軽いものだったのかと思ってしまいます。
先に首を差し出すから給油を続けさせてほしいと言っているように聞こえますが、少しねじれた理屈に思えます。
8月頃から健康面の不安があったとの情報もありますが、それほど深刻ならば国会や海外出張などでいろいろ言う前に進退を考えるべきではなかったのかなという気がします。

日本の米国債を少し手放して他の資産に置き換えるというような話が流れてしまったので、オーストラリアでブッシュさんに引導を渡されてしまったのでしょうか?


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過去と向き合う者と目を背ける者 [政治]

YOUさんのブログで自民党議連で従軍慰安婦問題の見直し作業が始まったことが取り上げられています。

政府や軍とは無関係なところで勝手に生じてしまった事象、あるいは存在しなかった事柄としておきたい思惑が表立った動きを強めているということだと思います。

先日までここで報告していた、ドイツでぼくが感じた彼らの姿勢とは正反対の動きだと思います。

なぜ今、自民党はこのような取り組みを進めなければならないのか?

あくまでも軍隊の活動は崇高で正当なものとしておかなければ、今後の国家運営に支障を来すということなのでしょうか。


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会議の本来の役割とは? [政治]

今週は政府税調会長の辞任が大きなニュースになりました。
本来は税調会長としての仕事が批判にさらされるべきだと思うのですが、どこからか(意図的に?)流された、本質的ではない情報が燃え上がってこのような結果となりました。

決着をみたような雰囲気となっていますが、優先順位は高くないかもしれないけれども、様々な問題が残されていると思います。
・公務員官舎の管理として、彼が入居した時点での貸与許可は適切だったのか。
・単身赴任の彼に豪華な部屋を割り当てた判断は適切だったのか。
・阪大は自らに所属する教授が出勤してくる度に東京からの旅費を払っていたのか。
・これらのことを何の問題もないととらえる政権責任者の判断は正常か。
・このような状態を当然見知っていた報道関係者や内部の者が、なぜもっと早く問題提起しようと考えなかったのか。

特定の個人が立場を失ったのを見て、溜飲が下がったと満足していたのでは何も変わりません。

ところで、この件を受けてきのう22日の北海道新聞の一面には『政府税調会長人事 首相、後任も成長路線』との見出しが掲載されました。
ぼくはこの記事が書かれてしまう感覚に大きな違和感を感じます。

そもそも税制調査会とは、政権の外部からも幅広い知恵を集めて、国の税金の仕組みがどうあるべきかを自由に議論し、見いだした望ましい方向性を政権担当者に答申するのがその役割のはずです。
答申を受け取るべき首相があらかじめ議論の方向性を見定めて、それに沿った人を選ぶ権限を一手に持つならば、そこでの議論は単なる茶番にすぎません。そんな茶番を重々しく扱っても仕方ありません。

大体このような会議の長は、メンバーの責任において互選で選出するというのが普通ではないでしょうか。形式的にはそのようになっているのかもしれませんが、そこには何の意味もないことが示されています。

会長以外のメンバーのみなさんは、会議場を飾るだけの軽い存在だとなめられていますよ。


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