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女性運転士 [社会]

昨日の記事でチュニジアにふれたので、ついでに最近チュニジアを連想したことをもうひとつ書きます。

先日、仙台市内を走るJR電車の運転席に女性が座っているのを目にしました。2~3人の厳しい顔つきのおじさんが脇を固めていましたから、オン・ザ・ジョブ・トレーニングというやつだったのでしょうか。
東京や大阪圏ではさほど珍しくないのでしょうが、仙台では見たことがありませんでした。

その時にぼくは、「仙台圏もチュニスに近づこうと踏み出したな」と感じたのでした。

チュニスの市街地を走る電車-いわば路面電車ですが新幹線サイズの幅の線路上をいかにも重そうな車両が走っています-には女性が乗務しています。正確な数は不明ですが5~6回に1度くらい女性運転士にあたったように記憶しています。
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路線バスにも女性運転手がいましたね。仙台には指を折って数えられるくらいしかいないのではないでしょうか。見かけることは本当に稀です。

チュニジアはイスラム教徒たるアラブ人が人口の大部分を占めている国。
イスラムといえば女性を頭からつま先まで布で覆って、家庭の中へ幽閉するのだと日本のテレビでは解説しています。

しかしそのチュニジアの首都チュニスで見た光景よりも、仙台で見る光景は際だって男ばっかりなんですよ。

公共交通の運転だけで女性の就業状況を語るのは乱暴だと言われるかもしれません。
ただ、チュニジアでは様々な機関の役職者として働く女性を多く見かけました(東京電力についてだったでしょうか、記者発表かなにかに登場する人が男性ばかりなので外国人記者が違和感を漏らしたという話がありました)。起業の中心となって外国の金融機関から資金を取り付けて生産設備の輸入などの活動に取り組む女性にも出会いました。

何でも外国と比べればいいってもんじゃない、とはぼくも思います。
しかし、男女共同参画とかいうのはずいぶん前から政府方針の柱のひとつであり続け、予算の投入を続けて担当大臣もおかれている(現在は与謝野大臣)項目です。
これから先も20年、30年と課題であり続けるべきなのか。
どんな社会を希望するのか。
変わることを望むのなら、もっと効果的な方策はないのか。
など、考えることが多いような気がします。


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