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芝居を打つ駐米大使 [政治]

前回書いた記事が、的外れではないように思われる。

日本の大手メディアは、クリントン国務長官が異例にも日本の駐米大使を呼び出して米国の考えを早期に受け入れるよう申しつけたと報じた。

在日米軍再編:普天間移設 米国務長官、現行案の受け入れ要請 異例、大使呼び(毎日新聞)

「さあ大変だ、アメリカが怒っている。辺野古に滑走路を造る計画をさっさと進めないととんでもない事態に至る。」
と、日本のメディアは緊迫している。

ところが、米国国務省の発表しているプレス説明の要旨を(英語だけど辛抱して)見て欲しい。
Crowley氏というAssistant Secretaryが記者に説明をしているのだが、
" I think the Japanese ambassador came by to see both Assistant Secretary Kurt Campbell, stopped by to see Secretary Clinton. "
"came by", "stopped by"という言葉で日本の大使が来たことを表現している。

すかさず記者が「呼び出したのでは?」と質問した。
答えは、
" I don’t think he was called in. I think actually he came to see us. "
「(大使は)呼び出されたのではない。彼がわれわれに会いに来たのだ。」

自ら訪問したのに、なぜ「異例にも呼びつけられた。重く受け止めたい。」と語るのか? しかも事前にテレビ局に連絡してあったらしく、雪の残る役所の前で自動車から降りるシーンがしっかりと放送されていた。

Crowley氏は「現行計画が最適だと(唯一とは表現していない)引き続き考えているが、日本政府はもう少し時間がかかると言っている」と冷静に受け止めているように見受けられる。

外務省は、こんな手法を使ってまで世間を誘導しようとするのか。
米国国務省を訪問するということは、まさか駐米大使の独断ではなかろう。こんなサル芝居興行を、岡田外務大臣も官僚の言うがままに了承したのだろうか。


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