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ドイツ訪問記録(9) [ドイツ]

ベルリン市内(その2)

 
ここはテロのトポグラフィー展示場。SSの本部など、ナチスドイツの恐怖政治を推進していた中枢機関が存在していた場所です。国の事業として組織的に行われてしまった行為の仕組みを考えさせられます。
ちなみに、ひさしの上部、木立の向こう側に横方向に連なっているのはベルリンの壁の名残です。

 
これは、Wittenberg-platzという地下鉄駅の出入り口に立っている看板です。

忘れてはならない恐怖の場所
・アウシュヴィッツ
・シュトゥットホーフ
・マイダネク
・トレブリンカ
・テレージエンシュタット
・ブーヘンヴァルト
・ダッハウ
・ザクセンハウゼン
・レーヴェンスブリュック
・ベルゲン-ベルセン
・トロステネッツ
・フロッセンベルグ

と書かれているとのこと。この駅は西ベルリンの繁華街、大きな老舗デパートのすぐ前に位置しています。多くの人が行き交う場所に掲げられたこの看板から、強い思いが感じ取れます。

写真はないのですが、プレッツェンゼー追悼所にも立ち寄ってきました。元々刑務所だった場所ですが、ヒトラーが首相となった1933年から1945年までの間に2891人がここで処刑され、その多くは反ナチス運動に関わった者であったとのことです。
1944年7月20日に起きたヒトラー暗殺未遂事件に関係したとみなされた人たちもここで処刑されています。抵抗活動も確かに存在したということが、ある種の拠り所となっているのでしょうか、毎年7月20日にはここで追悼式典が行われているらしい。ぼくがここを訪れたのはその7月20日の午前中で、式典の準備が進められており、要人も参列するのでしょう、多数の警察官が集まってきていたところで、写真を撮るという雰囲気ではなかったのでした。


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