首相交代 [政治]
また、看板の掛け替えです。
9月の恒例行事のようになっていましたが、今度は12カ月間保ちませんでした。
自らの語った方向に向かって必死に努力したけれども力が及ばなかったというよりも、耳障りの良いことを口走ってみたけれども何をすれば良いのか分からなかったと映る状態ですから、当然の成り行きかもしれません。
今必要なことは、鳩山体制の何が不適切で、それをどのように修正していくのかを整理することではないでしょうか。
人が変わったからめでたしめでたしと課題が解消されるわけではありません。
・政治と金
議員の知らぬ所で秘書が刑事責任を問われるような行為を行った個別で特殊な事例であり、議員が役職を退いたことで一件落着。改めて仕組みを見直す必要性はないというのでしょうか?
・米軍基地移転
出来ないことをペラペラしゃべって混乱を招いた点が問題なのであって、政府方針は適切。混乱の元が去ったのだから仕切直しは不要なのでしょうか?
もし新体制が上記のような立場に立つのであれば、やることに大した違いはなく、7月の選挙で掲げる写真を変えたかっただけということが、透けて見えてきます。
そもそも民主党は、自民党政権時の首相交代を「政権のたらい回し」と批判していたのではないでしょうか。
あれは当時の役員が思いつきでしゃべったもので、党の考えではないと稚拙な説明を繰り返すのでしょうか。
筋を通すなら、新体制は急を要する事柄にしっかりとすばやく対応して、総選挙を実施するのが自然な流れだと思います。
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