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ガザ - 日本の存在感は? [外から見た日本]

とりあえず静寂は保たれているようですが、傷跡はあまりに深く、生き延びた人たちも必要物資の不足に苦しみ続けているようです(ずっと以前から続いていることです)。

この間、日本の反応はどうなのかということも頭の片隅を占めながら、ニュースを見守っていました。
ぼくの家で視聴可能なテレビのニュースチャンネルを見ている範囲では、日本に関係する報道は皆無でした。

外交官や政治家の特段の活動が報じられることはなく、中東やヨーロッパ諸国、アジアではマレーシアや韓国などで市民の激しい抗議デモが行われたとの報には接しましたが、日本の市民を目にすることはなかった。
国内情勢だけで精一杯なのか、伝えられる情報が少なすぎるのか。

France24がガザの救急隊に同行取材したレポートを放送していました。
http://www.france24.com/en/20090116-gaza-israel-assault-medics-violence-hospital-war-palestinian
日本からもアクセス可能だと思います。

チュニジアの新聞には、10日付けで『日本の有馬龍夫特使が10日間の日程で関係国を歴訪して事態打開に向けた会談を行う』という記事が掲載されました。
この名前の漢字を調べようとして日本のWebを探しましたが少々時間がかかりました。
たぶん、日本の新聞よりもチュニジアの新聞の方が大きな面積の記事だったのではないかと想像します。

このことを、「日本の取り組みをアラブが期待をこめて見つめている」とぼくは捉えてみたい。
「日本に期待するほどアラブも世間知らずではない」と言われれば、そのとおりだと思います。

しかし、アメリカは当事者に準じる立場。イギリスは現在の混乱を作ったそもそもの原因国として信頼を失っている。ドイツは対イスラエルとなると弱腰にならざるを得ない。
フランスはサルコジがハイパーに動き回りましたが、ヨーロッパの1国が収拾できる課題ではない。
このような中で東アジアの日本が、何らかの役割を担う余地があるのではないかと思うのです。

『国際貢献』と言えば軍服を着た人をどうやって派遣するかという議論になりがちですが、外交の出番が残されているはずです。

『正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求』する国民として何が出来るのか、考え続けたいと思います。
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