SSブログ

サル芝居一座 [外から見た日本]

日本を離れて2年近くの時間が経過して、ぼくは最近の日本語の進化に取り残されてしまったのだろうかとさえ感じます。

「次のニュースです。官房副長官が、~と発言した件について、………、副長官は~と発言していないそうです。」
何ですか、これは。
ぼくには全く理解不能です。

『発言した件』ならば、「くだらない嘘をつくんじゃない!」と事実の検証が必要でしょ。
ここまで問題になってしまっているのだから、オフレコの場での発言とか何とかいっている場合ではないはず。少なくとも、記憶がどうのこうのと言う記者会見の様子を淡々と垂れ流してケジメがつくものではないと思います。

言っていないのならば、メディア各社の幹部が首を揃えて謝罪しなければならない事態ではないですか?
総理大臣に「あれは誤報じゃなかった」と言わせたとしても、状況は何も変わりません。
ついでに言えば、もし今後、「発言の事実はないが、世間をお騒がせした責任をとって」と副長官が職を辞せば、事実と異なる事を書きたてて政府高官を追いつめたという事になり、メディアの責任はさらに重くなります。

政府とメディアが一体となって、なんとかそれぞれの面子を立てようと懸命なのでしょうが、芝居の筋書きがめちゃくちゃです。タイトルを『サル芝居』としてしまいましたが、サルに失礼かもしれません。

税金、購読料、視聴料、間接的ではありますが広告料を支払ってこんな芝居を見せられているなんて…。
末恐ろしい国になってしまったんじゃありませんか?
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

ガザ - 日本の存在感は?帰国 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。