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問題の根は『体罰』なのか? [社会]

昨日テレビで、元プロ野球選手の桑田真澄氏がスポーツ指導と体罰という切り口で話しているのを目にした。
スポーツ指導のあり方として、耳を傾けるべき考え方だと思う。
「自分で考え行動できる選手こそが良い選手であり、そういう人を育成するのが良い指導である」という見方を、スポーツ以外の面にも広げて考えてみれば見えてくるものが多いと思う。

大阪で自殺に至ってしまった人は、殴られて痛かったから絶望してしまったのだろうか?
求められた行動をしなければならない重圧と、その行動に意義を見いだせない自分の思いのギャップで苦しんでいたのではないのか?

「オマエがどう考えるかなど関係ない。オマエが納得するかどうかなどどうでもいいから、とにかく言われた通りに動け。」という場面では、暴力が手っ取り早いのだろうが、それ以外にもいろいろな手法での脅しがあり得る。

そもそも、この国の教育はどういう人間形成を目標にしているのか。
与えられたことを丸呑みして記憶し、先生や親の言うことに従順な『良い子』を求めているのではないか。独自の視点で考えたり悩んだりする子は、『面倒な子』と疎んじられてはいないか。

言われたことを丸呑みして期待通りに行動するように仕向けるのが優れた指導なのか、自分で考え納得して適切な行動につながるようにするのが良い指導なのかをきちんと整理した上で考えてみなければならない。

ぼくは、一昨年8月に「他人の文章を丸写しして自分の意見だと言い張ることに抵抗感がない」人たちがいるとこのブログに書いたことがある。
自分なりに考えてみる事をないがしろにする人が、すでに数多く存在している。


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