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ノーベル平和賞 [政治]

鳩山首相が韓国と中国に向かったというニュースを聞いて、朝鮮半島の核問題に出口を見いだすことが出来たら世界中から祝福を得られるんじゃないかなとチラッと考えていました。しかし、9日夜に伝えられたニュースは、見つめる先が朝鮮半島だけではありませんでした。

「まだ何も成し遂げていないじゃないか」と批判はあるのでしょう。
でも、明確なビジョンを示して、これまで不安を抱えたまま進むしかないとあきらめていた人々の心に希望を広げたのは確かなのではないでしょうか。

医学などの自然科学分野では、自説の証明をしっかりと”成し遂げる”ことが求められるのでしょうが、平和賞では別の評価軸があって良いのだと思います。
委員会から発せられたメッセージは、「立派な仕事をしましたね、ご苦労様」ではなくて「今後も目標に向かって一緒に走りましょう」という意味合いが強いことは明らかです。授賞を発表した記者会見でも「われわれは支援をしたいのだ」と語られていました。

ひとつの事で全てを賞賛するということではなくて、賛同できる部分には賛同の声を上げて少しでも後押しをしたいと思います。
もしかしたら、オバマさん自身にも少々重荷に感じる所があるかもしれない。北欧からもたらされる知らせなら、シカゴ・オリンピックの方が良かったと思っているかもしれない。
しかし、歓迎の声を大きくすることで、「辞退します」などと後ろ向きの態度をとることは許されなくなる。

望ましい方向への取り組みには賛意を示し、核兵器削減の流れを押しとどめようとする日本の外務・防衛官僚のうごめきや政治家の被爆地における不適切な発言には批判を加える態度を維持したいと思います。


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