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この国は平和か? [社会]

前エントリーの終わりで『砲弾が撃ち込まれている』と物騒な表現をしたが、ぼくはこれを突拍子もない例えだとは思っていない。

最近は自衛権に関わって新聞が平和国家が変質したと見出しを打ってみたり、1945年8月を振り返ってこの間ずっと平和だったと唱える報道が多い。
確かにこの国には鉄の弾が飛び交うような紛争はない。
でも、『放射脳』さんたちの幼稚な自己満足だけと引き替えに、特定の地域を差別して困難を押しつけることが何年も続けて許されている状況を、「平和で暮らしやすい国」といえるのだろうか?

ああいう事をやっている人たちはたぶん平和で豊かなんだろう。
明日も来月も来年も食いっぱぐれることなど絶対にないと信じているから、食料品は外国から好きな物を好きなだけ輸入できると考えているから、「東北で作った食べ物は要らない」「東北での食料生産を止めろ」などと言っていられるのだろう。

あのような人たちの活動で救われた命など無いし、健康を維持出来た人もいない(むしろあの人たちの話を熱心に聞けば聞くほど鼻血が出ちゃったり心臓がひっくり返ったりするんじゃないの)。
一方で、いつまで経っても戻らない客足に頭を悩ませる人は大勢いるし、生業の継続を断念してしまった人もいる。

彼らはホントに懲りない人たちだなぁ。

先日、長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典で次のようなスピーチがあった。

 福島には、原発事故の放射能汚染でいまだ故郷に戻れず、仮設住宅暮らしや、よそへ避難を余儀なくされている方々がおられます。小児甲状腺がんの宣告を受けておびえ苦しんでいる親子もいます。

今の時点で甲状腺がんと診断された症例は、これまでの医学的知見に照らして原発から出た放射性ヨウ素に起因するものではないと報告されている。
鼻血マンガの間違いをまた繰り返している。
がんが見つかって手術等の治療を受けて、ただでさえ心穏やかではない家族を、ゆがんだ主義主張のために利用するんだねぇ。

あのスピーチをした人は、長崎市で震災がれき受け入れ拒否を叫んでいた人だから、
http://www.zenshin-s.org/zenshin-s/sokuhou/2012/05/post-1583.html
間違いに気付くはずが無いのかもしれない。

長崎の原爆式典も中核派が堂々と闊歩する場になったんだなぁ。


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